平成2年に設立し、過去には、有職・茶室の研究から、ダニの生態の学習、商品カタログ・取扱説明書の作成、またたたみ新聞紙上で募り全国の同業者との交流会をはじめ、県下組合青年部との交流会を、幾度となく開催しております。私たちの目標とするものは、畳と畳業界が大きく繁栄に向うことであります。
千年以上も古くから今の形を成した畳は、この数十年で大きく変貌を遂げました。日本の高度成長時代に対応するために大量生産に適した機械道具の進歩は、職人のあり方にも一石を投じました。また、本来農業国であったわが国は、生産性工業からすでに流通と情報が基盤となる世界経済の中心的な存在となりました。
そのために、国民のライフスタイルや食生活の変化に伴い、床材の稲藁の確保が困難となったことから端を発し、化学製品による諸材料が多種多様なまでに開発されました。是非はともかく、技術の有無が繁栄そのものだった時代から、今は経営努力にのみ、経済効果を求める時代に移行しているようにも思えます。
しかし、平成から令和現在、日本人から遠ざかりつつある畳の姿を皆さんはどのように見られていますか。21世紀を直前にして、
20世紀の後半50年の日本社会における畳と畳業界を今、冷静な目で振り返ってみてはどうでしょうか。
21世紀に、畳業を生活の糧としながら畳文化に携った日本人として責任を持って、考えなければならないと思います
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