Tatami Technical Management

Information

このホームページは
TTMクラブが管理・運営をしています。


紋縁の敷合わせ

紋縁の基本的なつけ方

厚い紙の場合

1.       紋縁を広げ、紋の直径を正確に計ります。

2.       縁を畳表の上に、裏返して載せます。

3.       紋の直径の5厘小さい寸法に縁を畳表に鋲などで留めます。

4.       その上に、ハトロン紙など薄い紙を被せ、少し控えめに平刺しをします。

5.       平刺しが終われば、紋が完全に見えるところまで紙を起こします。

6.       紙を縁引きなどで、確実に押さえてから、紋縁を起こします。

7.       返しを入れます。

厚みのある畳につける場合に、厚い下紙を使うことがあります。(京都の場合、厚みに関わらず、ハトロン紙を使っているようです。)耐久性も考えると、それも頷けます。只、厚い下紙を使う場合は、上記の方法を少し変更した方が、美しく見えるときがあります。(あくまでも参考にして頂ければ・・・)

薄い紙の場合

1.       紋縁を広げ、紋の直径を正確に計ります。

2.       縁を畳表の上に、裏返して載せます。 (ここまでは同じです。)

3.       紋の直径の寸法に縁を畳表に鋲などで留めます。

4.       その上に、しっかりした下紙を被せ、少し控えめに平刺しをします。

5.       紋の寸法の5厘程度(紙の厚みによる)控えてケビキを引きます。

6.       下紙を返した時に、手前の紋が5厘程度見えるくらいで紙を起こします。

7.       続いて縁を起こし、返しを入れます。

紙が厚くなると、縁の内側に掛かる部分が多くなり、紋が掛けて見えることがあります。まず、美しく紋を載せるには、使う紙の厚みに注意した方が良いと思います。

四井敷の紋合わせ

枕敷、回り敷の紋合わせ

小紋(九条紋)の合せ方

本来高麗縁は、大紋と小紋のみであったが、後世に中紋が生まれてきた。小紋は九条紋ともいわれ、京都御所や二条城など古くから格式のある座敷に使用されている。実際造作に当たっては、大紋や中紋より特殊な技術が必要であることが多い。ここでは、九条紋の表し方について述べる。

先にも書いたように、実際京都御所や二条城の畳に付いている九条紋は1本の縁に丸紋1個半をのせて、隣り合う畳で半紋をひとつにし、2本の縁で丸紋3こ仕上げとなっている。現在市販されている九条紋は丸紋の直径やクロスされた線で作る菱型の大きさが小さいためにこのような表し方をすれば縁巾は1寸までであり、見た目に貧弱に思われることが多い。しかし、古来の九条紋は丸紋の直径もクロスの菱も大きく1寸3分近い縁巾になったということである。

王朝絵巻など見ても、九条紋の畳での生活が伺われる。絵師の描いたものなので、確実性はないが時代によって、何かの都合で変化したと思われる。

九条紋の正しい(有職)出会いの文様

あくまでも推測であるが、昨今になって縁巾を獲得するために現在の紋合わせと筋合わせが生まれたものと思われる。紋合わせは出会う2枚の畳でひとつの紋を作り、合計丸紋3個、半紋2個に仕上がる。逆に筋合わせは、2枚の畳で線(筋)を合わせて、合計丸紋4個の仕上がりになる。

略式 紋合わせ

略式 筋合わせ

現在京都でも、3通りの合わせ方があるが、本来の丸紋3個の合わせ方が有職である限り、九条紋の機織業者に本来の大きな紋を作るように要請し、畳製造者は丸紋1個半の紋合わせに戻すことが有職を守る原点かと考える。

昔の九条紋

これらの古い九条紋は、過去に京都御所の畳に付いていたもので、上に示した九条紋は昭和初期のものと思う。丸紋1個半の巾で1寸以上になる。下の古い九条紋はもっと以前に京都御所に使われていたもので、端布なので紋の全容がつかめないが、丸紋の一部を見てもかなり大きく織られている。

↑ PageTop | Next >> 
Copyright (C)  TTMclub